女性の視点で描かれる
想いは今、どこに? から
『歩道橋』
心地良い風が頬をかすめる 環状線の歩道橋から街を見渡す
夕暮れのせいか足早に歩く人 久しぶりに渡る歩道橋
何か月振りだろう 少しだけ心が揺らぐ
真っ直ぐに伸びる国道 ライトをつけ始めた車
赤いテールランプは 次々に光の宝石を散りばめていく
彼の部屋はここから10分ほどだった
急ぎ足で歩いた歩道橋 すれ違いから次第に下を向くことに
想いは歩くことを戸惑った
階段を降りはじめる 友達が待っている駅に着いた
久しぶりに訪れた歩道橋 一度私を振り返らせた
環状線に掛かる姿 別れを告げたあの日と同じ
出した答えは間違ってなかった・・
お互いが成長するため 明日へと渡った歩道橋だった
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